自分の名前さえ読めたら大丈夫なのかな?
入学説明会などでは、教務主任から落とし物や自分の物などを把握するのに「自分の名前くらいは読めるように練習しておいてください。」が、最低限の準備。
果たして、名前が読めるだけでいいのかしら?そう思うお母さんも少なくないと思います。
みんなスタートは、一緒。一緒にひらがなを学べば、大丈夫!と思っていませんか? 実は、ひらがなを読める・書く以前に、ご家庭で準備しておかなければいけない大事なことがあります。
ひらがなをストレスなく書けるようにするために、大事な練習があります。
皆さん、いきなりひらがなを練習させるご家庭が多いと思います。
知ってましたか?
ひらがな・カタカナ・漢字の中で、一番難しいのは、「ひらがな」なんです。ひらがなを思いだしてみてください。丸い書き方が多いですよね。その丸みをスムーズに書けるかどうかで、文字を書くスピードやストレスなく書けるか否かに分かれるのです。
そのために大事なものが、運筆運動。個人の発達によって左右されることもありますが、文字を書く前に、たくさんの点つなぎや迷路あそび、色塗りなどを十分にやっていることが大切です。
スムーズに鉛筆を操作できるお子さんだと、書くことが早くなりますので、取り組みじたいも早くすむため、しっかりと先生に指示された制限内に終わらせることができます。時間内に取り組みが終わることは、とても大切な第一歩です。次への取り組みや、先生の話を聞く準備ができるため、授業の遅れの支障も少なくなるのです。
このクラスでは、お子さん一人一人の運筆進度もみさせていただきます。一人一人のお子さんに合わせた家庭での取り組みをお伝えしますので、ぜひ一緒に楽しく取り組んでください。
「わかった!」「できた!」をたくさん言ってもらうために…
このクラスの目的は、以下になります。
1) 小学生になるのが待ち遠しくなる!
2) 「学ぶこと」が、楽しいと思える好奇心作り
3) 家庭学習習慣のきっかけ作り
4) 正しい学習方法の確立
5) 「自分はやればできる!」という有能感を持たせる
子どもたちは、好奇心いっぱいです。本来、新しいコト、分からないことを学ぶことは、楽しいことなのです。新しいことを学ぶ楽しさは、「好奇心」つまり「こころ」が大切になってきます。
そのために必要なことは、子どもたちに目を輝かせて、何度も「わかった!」や「できた!」と言わせるか…にかかっています。
1時間のクラスで、何度も言ってもらえるような仕掛けをしていきます。
お迎えの時のお子さんの顔をご覧ください。きっと目を輝かせて、今日できたことを話してくれることだと思います。
- 1) 20分
- 全体指導 (実際の小学1年生の教科書から使います。)
・ひらがな
・数字
・音読
・こくごの教科書に合わせた活動
・さんすうの教科書に合わせた活動 等々
※内容は変更になる可能性もあります。集まった子どもたちを見て、指導プランは変わる場合もございます。
- 2) 30分
- 個別指導 (一人一人の深度・進度に合わせて進めていきます)
・運筆運動
・ひらがな
・数字
・視写
・たし算 等々
- 3) 5分
- 片付け&感想発表
一人一人、今日は何をできたか?がんばったか?などを発表し、みんなで褒め合います。
自分の気持ちを自分の言葉で表現できるようにチャレンジします!
- 4) 5分
- お迎え&保護者へ連絡
今日のお子さんの様子、お子さんの伸ばすべき力などをお伝えいたします。またご家庭で取り組んで欲しいコトや、宿題などもご相談させていただきます。
お願い
このクラスでのお願いです。決して他人と比べないでください。この時期の能力や発達は、個人差があります。
それよりも、お子さんの力が最大限に引き出せるようにサポートをお願い致します。ひらがなが書けない大人は
いません。焦らなくても大丈夫です。それよりも、これからの長い人生の学ぶための土台「こころ」を育てるこ
とが何よりも最大の武器になります。